【犬と水素水】高いけど価値ある?効果的な与え方と選び方のコツ

愛犬のケアのために、「水素水」が気になっている飼い主さんが増えてきています。最近ではペット用の水素水もたくさん見かけるようになりました。

でも、「本当にうちの子にも効果があるのかな…?」「ちょっとお値段もするけど、それだけの価値ってあるの?」「もし飲ませるなら、どんな風にあげたらいいんだろう?」など、不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、愛犬に水素水を与える際のメリットや注意点、効果的な与え方や商品選びのポイントまで、飼い主さんの不安や疑問にお答えします

愛犬の元気な毎日に役立つとされる水素水について、一緒に見ていきましょう。

水素水とは?犬に与えても大丈夫?

「水素水って、最近よく耳にするけど、一体どんなものなんだろう?」そう思っている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

ここでは、水素水の基本的な仕組みから、ワンちゃんに与える上での安全性、そしてどんな嬉しい効果が期待できるのかを紹介します。

水素水の基本と仕組み

簡単に言うと、水素水は「水素がたくさん溶け込んでいるお水」のことです。

息をしたり活動したりする中で、動物の体の中では「活性酸素」が作られます。活性酸素は、増えすぎると細胞を傷つけてしまったり、体のサビつきや様々な不調の原因になったりすることがあります。

理論上、そこで活躍するのが水素水に含まれる「水素」です。水素は増えすぎた活性酸素とくっついて、悪さのできない無害な水に変えてくれる役割があります

犬に水素水を与えても大丈夫??

現時点では「犬に水素水を与えても基本的には問題ない」とする専門家の見解もあり、過度に心配する必要はないでしょう。

一般論として、水素そのものは体に悪い影響を与えるものではありません。

水素は体内に蓄積されにくく、余分な分は呼吸などと一緒に自然に体の外に出される性質があるので、もし飲ませすぎてしまってもあまり心配は入りません。

ただし、犬への「効果」については、まだ科学的に証明されていない部分も多いのが現状です。一部の動物病院では、腎臓に余計な負担をかけにくいという点が注目されていて、腎機能が低下している犬の補助療法としても注目されているようです。

期待できる効果はある?

ネットを眺めているとしばしば、ワンちゃんの皮膚炎やアトピー、アレルギーに悩む飼い主さんから喜びの声が聞かれることがあります。

シニア犬や、腎臓のケアを頑張っているワンちゃんが、水素水を飲み始めてから元気が出てきたり、ご飯をモリモリ食べるようになったりした、という話も見られます。

意外なところでは、ワンちゃんの口臭や体臭、お部屋に漂うウンチのニオイなどが和らいだという声も。お腹の中の環境が整って、イヤなニオイの元になるものが減ったのかもしれません

犬に水素水を与える際の注意点

犬と人間とでは、体の仕組みが異なる部分もあるので、犬に適した水素水の選び方や与え方を知っておくことが大切です。

ここでは、愛犬に水素水を与える際の注意点をご紹介します。

ミネラル0の水素水を選ぶ理由

人間にとっては体に良いイメージのあるミネラル。ところがワンちゃんの場合、摂りすぎてしまうと体に負担がかかってしまうこともあるのです

大前提として全てのワンちゃんはもちろんのこと、特に腎臓の機能が弱っているワンちゃんやシニア犬にとっては、ミネラルを多く含んだ水は要注意です。

体の中のいらないものをフィルターのように「ろ過」してくれる大切な役割を果たしている腎臓が弱っていると、ミネラルがうまく体の外に出せずに溜まってしまい、かえって負担をかけてしまうのです。

そのため、犬用の水素水の多くは、「ミネラルゼロ」のものや、ごくわずかの量に調整されているものがほとんど。

こうした理由から、人間用のミネラルウォーターをそのまま使って作られた水素水よりも、愛犬用に作られたペット専用の水素水を選ぶようにしましょう

適切な与え方と量

一般的には体重1kgあたり、1日に50ml~60mlくらいが相場です。もし体重5kgのワンちゃんなら、250ml(牛乳パック1/4くらい)から300mlくらいになるでしょう。

年齢やその日の元気具合、運動量などによっても必要な水分量は変わるので、愛犬の様子をよく見て調整してあげてください。

初めて水素水をあげる時は、いきなりたくさんの量を飲ませるのではなく、まずはスプーン一杯くらいから試してみましょう

お腹の調子が悪くなったりしないか、愛犬が嫌がったりせずに飲んでくれるか観察してあげてください。大丈夫そうなら、少しずつ量を増やしていくのが安心です。

実感するための継続期間

変化の現れ方にはワンちゃんそれぞれの個性があります。長い間続いている悩み、皮膚のトラブルや体質的なものの場合は、焦らず、じっくり向き合っていくことが大切です

まずは2週間から1ヶ月くらい続けて飲ませてあげると、何かしらの変化に気づきやすくなるかもしれません。

最初のうちは、毛並みや臭いなど、目に見えたり感じられたりする変化に注目してみましょう。愛犬の元気や食欲、ウンチの状態など、体全体の調子も優しく見守っていくと、適度な水素水の与え方が見えてくるはずです。

ペットに最適な水素水の選び方

ペット用の水素水も様々な種類が販売されています。愛犬にとって本当に良い水素水を選ぶためには、成分や容器、保存方法など、いくつかのチェックポイントがあります

どのような点に注目して選べばよいのか、具体的なポイントを解説します。

水素濃度のチェックポイント

水素濃度が「0.8ppm」以上のものが良いと考えてよさそうです。ppmが低すぎると、せっかく飲ませてもよい結果が見られないかもしれません。

初めて水素水を試すなら、「0.8ppm~1.2ppm」くらいの標準的な濃度のものからスタートするのがおすすめです。

「1.6ppm以上」などの濃い水素水は、ワンちゃんによっては刺激が強すぎることがあるので注意が必要です。

子犬やシニア犬、小型犬、体調に不安があるワンちゃんには、穏やかな濃度のものから試してあげるのが良いでしょう。

容器と保存方法

「アルミパウチ」の容器に入った水素水がおすすめです。アルミでできた袋は、光や空気を通しにくく、中の水素が外に逃げ出しにくいように工夫されているので、保存にとても優れています

一度封を開けてから何回かに分けて飲ませてあげたい場合には、アルミパウチタイプを選ぶと、水素のパワーを保ちやすいので効果的です。

開封した水素水は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切るのがベストです。

一度に飲みきれるくらいの量が入ったものを選んだり、小さなパックで小分けになっている商品を選んだりするのも良い方法です。

ペット用水素水、どんなものがある?

「ペット用水素水ZERO」は、開封してから3日経っても水素の量が90%も保たれる工夫が施されています。しかもミネラルが含まれていないので、安心してワンちゃんに与えられます

「甦り水 ペットの水素水」もネット上では高評価。水素が抜けにくいアルミパウチ容器で、220mlと550mlの2つのサイズから選べます。愛犬の体の大きさや飲む量に合わせて無駄なく購入しやすいのが魅力です。

水素水の実際の効果は?飼い主さんの声と専門家の見解

飼い主さんや、獣医師などの専門家は水素水の効果をどのように考えているのでしょうか。

ここでは、実際の使用例や専門家の意見を参考に、水素水に期待できることを考えてみましょう。

水素水を飲ませた飼い主さんの声は?

腎臓の数値が心配だったシニア犬が、水素水を飲み始めてから元気を取り戻して、また歩けるようになったという声があります。皮膚炎やアレルギー症状が軽減されたという記載もネット上を見るとやはり、複数あります。

多いのが、毛ツヤが良くなり、体臭が軽減されたなどの変化を実感する声です

こうした変化は、比較的早く気づきやすいポイントなので、水素水を続けるかどうかを判断するポイントになるでしょう。

獣医師の見解・科学的根拠は?

水素を医療に役立てる研究は、2007年に人の医療分野で発表された論文がきっかけで注目されるようになりました。

水素が持つ「抗酸化作用」に着目した研究が進められていて、様々な病気への応用が期待されています。

ただし、動物医療の分野に限定すると、水素の詳しい研究報告や論文は、まだそれほど多くないのが現状です。ペットへの応用は、発展途上の段階と言えるかもしれません。

一部の獣医師の間では、ケアが難しい腎臓の不調や皮膚のトラブルに対して、治療のサポート役として水素水を取り入れ始めているケースもあるようです。

気軽に試せる併用法は?

簡単なのが、いつものドライフードに水素水をかけてあげる方法。

自然と水分をたくさん摂ることができるので、普段あまりお水を飲んでくれないワンちゃんや、腎臓のケアなどでしっかり水分補給が必要なワンちゃんにおすすめです。

お肌のケアとして、スプレーボトルに入れて、気になる部分にシュッとひと吹きすることもできます。

水素水だけで病気が治るわけではありませんが、獣医師とよく相談した上、いつもの治療と組み合わせるなど、愛犬の健康状態がより良くなるようなサポート役として期待できるでしょう。

まとめ

愛犬の健康のために何かしてあげたいと思っている飼い主さんにとって、「水素水」は気になる存在です。

腎臓のケアや皮膚トラブルを抱える愛犬に、一度試してみたいと感じる方も多いでしょう。

ただ、忘れてはいけないのは、ワンちゃんによって効果の感じ方には差があるということです。また、科学的な裏付けについては、まだこれからという段階です。

焦らず、過度な期待をせず、愛犬の様子を優しく見守りながら取り入れてみてください

このサイトでは、犬の健康管理やお水に関するさまざまな記事を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください

また、『chico』雑誌版もオススメですので、まずは内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。

愛犬との健康で幸せな生活のために、いろいろな角度から情報を集め、ぴったりなケアを見つけましょう。

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